Shihori Kanjiya

ちょっと地味な趣味ですが、私の朝の日課は、NHKさんの「連続テレビ小説」を観ることから始まります。庶民感覚がたまらなくジンとくるんですよね。
以前、数ヶ月間入院していた時期がありまして、ベッドの上での生活と重なるように、ちょうどオンエアーされていた『ちゅらさん』の状況設定とダブる部分があったりして、以来、先の「連続テレビ小説」のファンになりました。
『ちゅらさん』の出演をきっかけに、たくさんの若手俳優さんや芸人さんがその人気に火がついていったのも、みなさまもご承知のとおりですね。
国仲涼子さんをはじめ、小西真奈美さん、山田孝之さん、ゴリさん+川田広樹さん(ガレッジセール)、ベッキーさん等々、枚挙にいとまがありません。
また、平良とみさん、堺正章さん、田中好子さん、村田雄浩さん、余貴美子さん、菅野美穂さん、数え上げればきりがないほど、みなさんの見事な役者ぶりに多いに心躍らされました。脚本はもちろんのこと、新人さんからベテランさんまで、隙のないキャスティングはTVドラマのひとつのマイルストーンではないかと思います。
さて、10月1日にスタートする『ちりとてちん』のヒロインが先日発表されました。1864人の応募者から選ばれたのは、女優の貫地谷(かんじや)しほりさん。オーディションを受けたのは3度目だったとのこと。努力家さんなんですね。
将来、大物になるでしょう。きっと。
私が初めて貫地谷さんの存在を知ったのは、映画『スウィング・ガールズ』(www.swinggirls.jp)で。楽器未経験者がほとんどの女優さんたちが、撮影と並行しながら楽器をマスター・演奏していくという思い切ったキャスティング。その中で、貫地谷さんに与えられたのはトランペット。個別レッスンの先生からは「唇のかたちがトランペットに向いていない」と半ば引導を渡されたような中でやり通しました。やっぱり、努力家さんなんですね。スクリーンの中でもキャラが立ってました。

映画の公開後、こんなコメントを寄せています。
「この作品は自分にとって大きな作品です。
今までの自分の考え方を払拭したんですから。
私はこの作品で、やれば何でも出来るんだということを学びました。
どこかで、やっても報われないなら最初からやらない方がいいと思ってたんですよね。
大きな大きな勘違いでした。
トランペットなんて触った事もなければ吹いたことも全く無かったのに、あんな素敵な形で結果に残せた事が本当に嬉しいです。」

そんな貫地谷さんのモットーは「楽しく」。
努力家さんと「楽しく」の一言。
いいですね、この組み合わせ。


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