Todd Hannigan

ジャック・ジョンソン(jack johnson)がまだ無名だった頃に制作したインディペンデント・ムービー『Thicker Than Water』のタイトル曲をうたっているシンガーソングライター、トッド・ハニガン(todd hannigan)のアルバム『Volume 1』がようやく手に入りました。タワレコにもamazon.co.jpにも取り扱いがなかったので、amazon.comから購入しました(日本でもまだ手にしている人は少ないだろうなぁ…)。

彼自身が弾くギターは極めてシンプルな音作りに徹しているけれども、その一方でバックのアレンジはなかなかに工夫が凝らされており、ときにサイケデリックな雰囲気をも醸し出しています。抑揚をきかせたダウナーな声がそれらの音に重なり、彼独特のサウンドスケープを作り出しています。

自身のサイト(www.toddhannigan.com)を見ると、オーストラリア、インドネシア、エクアドル、アフリカなどの海岸線を旅しながら渡り歩いた経験をもっているとか。こういった多様な文化圏を横断してきたことはきっと彼の音作りに影響しているにちがいない。

聴く度に新しい発見があるアルバムというのは滅多にないけれども、そういう意味で『Volume 1』は希有な存在です。

日本でもっと積極的に紹介されてもいいアーティスト、そう思わせる一枚です。


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