Lyle Ritz

高木ブーさんのウクレレもナイスですが、ウクレレソロを志す方にはマストバイのニューアルバム『NO FRILLS』です。
スタジオ・ミュージシャン、主にベーシストとして活躍した後、ウクレレで素晴らしいジャズ作品を発表してきたライル・リッツさん(Lyle Ritz)の最新録音。50年代後半にヴァーヴ・レーベルからリリースした作品が高評価を得たものの、90年代初めに惜しまれつつも現役を引退。
そんなライルさん、ハワイで隠遁生活を送っていましたが、本作『NO FRILLS』で見事カムバックを果たしました。タイトルが物語るとおり「気取らない」スタイルはライルさんの真骨頂。
スウィンギーで優しいウクレレの音色とやわらかいベースのみで構成されたシンプル極まりないプレイで、ジャズ / ポップスのスタンダード・ナンバーを極上カヴァー。誰もが一度は耳にしたことのあるアントニオ・カルロス・ジョビンさん(Antonio Carlos Jobim)の名曲「Felicidade(邦題:悲しみよさようなら)」のイントロからホロロンと聴かせてくれます。
ピースフルな楽曲で「こゝろ © 夏目漱石さん」穏やかに。


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