90年代初頭に唯一のアルバムを残したU.K.のインディー・ロック・バンド、The Stairsに在籍し、ポール・ウェラーさん(Paul Weller)のバックバンドでベーシストも務めたEdgar Summertimeことエドガー・”ジョーンズ”・ジョーンズさん(Edgar “Jones” Jones)。
「ミック・ジャガーばりの黒いヴォーカル」と形容されるエドガーさん。リズム&ブルース、モッズ、ジャズ、ノーザン・ソウル、ガレージ・ブルース・ロック、60′sガールグループサウンド、ニューオリンズ・ファンク、などなどあらゆる要素が盛り込まれた音は、「カッコいいシチュー」のようです。
そんなエドガーさんが、2006年初頭に、突如(13年ぶりです!)リリースしたアルバムが『Soothing Music For Stray Cats』。
デビュー当時から60年代の雰囲気プンプンの作品をリリースしていたエドガーさんですが、本作でもモノラル録音にこだわり、先のジャンルを横断するサウンド・メイキングは、自らの嗜好をよりはっきりと示した仕上がりです。
冒頭を飾る#1のモダンな味わい、スライ&ザ・ファミリー・ストーン(Sly & The Family Stone)を思わせるファンク・サウンドが踊る#5、ブルージーな#13など、どこを切っても趣(おもむき)深いテイストがたまりません。
以下、各方面からの絶賛コメントです。
「本日開店。爆裂シェフの気まぐれロック。不定休。」© 甲本ヒロトさん
「ぶっとんだぜ。俺がこれまでに聴いた中で最高の一枚!」© ノエル・ギャラガーさん
「これはびっくり。何も知らずに聴かせられれば60年代の本格派モッズ・バンドかと勘違いするかもしれません。」 © ピーター・バラカンさん
あれから四つの季節がめぐりましたが、飽くことなき、ヘヴィーローテの一枚です。
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