世界でもっとも美しい人工物のひとつ、サンフランシスコのゴールデン・ゲート・ブリッジ。
不毛の地だったカリフォルニアとアリゾナの砂漠が文明化したことで環境が激変しているさまざまなシーンをクールかつ美しく被写体に収めた代表作『Desert Cantos』で、写真家としての不動の地位を確立したリチャード・ミズラックさん(Richard Misrach)の『Golden Gate』です。
季節や気候、あるいは時間によってさまざまな表情を見せるゴールデン・ゲート・ブリッジの定点観測。
風景と人工物とのバランス、そのすくいとり方が絶妙です。
ミズラックさんは、90年代後半、この撮影のためにサンフランシスコ湾が見渡せる北カリフォルニアのバークレーヒルズに移り住みました。
なんてステキなランドスケープだろう。
そして、なんてステキな住処だろう。
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