マン・レイさん(Man Ray)。
本名、エマニュエル・ラドニツキーさん(Emmanuel Radnizky)。
写真家としての存在があまりにも大きく、その他の活動についてはついつい影に隠れがちですが、その多才ぶりは、同時代を生きたピカソさんやコルビュジェさんにも匹敵するのではないかと思います。
画家。彫刻家。映画監督。ダダイストまたはシュルレアリスト。いわゆるファッション・フォトの生みの親。数えあげればきりがありません。
作品の膨大さに隠れ、マン・レイさんご本人の姿はなかなかお目にかかれませんが、「作家の現場」を知りたいという欲求が強いのか、とある洋古書店でとうとう運命的な出会いをしてしまいました。
晩年のマン・レイさんのアトリエで撮影された写真集(1975年出版)。
黒メガネの男性がご本人さんです。
マン・レイさんの作家性を代弁するかのような、空間の構成がたいへん興味深い内容となっています。
200ページを超える「天才の現場」。
筆者、大満足です!
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