ブリティッシュ・フォークの至宝、ラルフ・マクテルさん(Ralph McTell)。日本ではあまり馴染みがないかもしれません。国内での流通量も少なめですが、機会があれば是非一聴していただきたいシンガーソングライターのひとりです。オススメのアルバムは、『not till tomorrow』。全曲を通じて流れる「サビシサ」加減が絶妙です。ひとりでいることの孤独といとおしさが日本人の感性にマッチすると思います。
以下、鈴木惣一郎さんのコメントより。
イギリスのフォーク音楽の中で、いつも、バート・ヤンシュの影に隠れてる。正しい身の隠しかたを知る、稀な人と思う。「見る人間は見られる」という。見ない人間も、その異様さに関心を呼び、見てしまう。ならば、さり気なく見れば、人からさり気なくしか見返されない。その、さりげなさを知る孤高のモノローグ。絶品だ。
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