Gary Marks

オランダの「良心」、Kindred Spiritsレーベル(www.kindred-spirits.nl)からのうれしいリリース。ゲーリー・マークスさん(Gary Marks)のファースト・アルバム(’74年)、『GATHERING』の再発です(ギョーカイでは大事件のリイシュー!)。
ゲーリー・マークスさんは、いまも現役のシンガー、コンポーザーで、ジャズのみならずシンガー・ソングライターからフォーク文脈でも熱狂的ファンがいるカルト的存在。
ジャジーな感覚のメロウでクールな質感は、敢えてたとえるならばティム・バックリィさん(Tim Buckley)の名盤『Happy Sad』を思わせます。あるいは、先にご紹介したケニー・ランキンさん(Kenny Rankin)を引き合いに出してもいいかもしれません。
乾いたメロウネス漂う独特のフォーキィ・サイケデリア。
漆黒の真夜中へと沈み込んでゆくような蒼く深いサウンドスケープ。
ジャズともフォークともつかぬ曖昧模糊とした微妙な輪郭。
眠れぬ夜にオススメの一枚です。


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