カテゴリー: literature

  • Taki Koji

    多木浩二さん。 その才能は、あまたある日本の日本の思想家、批評家のなかで、ずば抜けているのではないかと思います。 硬質な文体でありながらも、対象に向けた流麗な視線は他と一線を画しているのではないでしょうか。 無名・著名、 […]

  • Yoji Arakawa + Kazunari Hattori

    もう二年以上も前に買ったまま、そのまま読まずにいた本『ラブシーンの言葉(四月社)』です。 筆者は、現代詩の代表格のひとり、荒川洋治さん。 吉本隆明さんをして、「この詩人は多分若い現代詩の暗喩の意味をかえた最初の、最大の詩 […]

  • Victor Erice + Antonio Lopez Garcia

    私のもっとも尊敬する映画監督: ヴィクトル・エリセさん(Victor Erice) 私のもっとも尊敬する画家: アントニオ・ロペス=ガルシアさん(Antonio Lopez Garcia) もっとも尊敬する映画監督さんが […]

  • Millie Vernon

    朝日新聞にこんなコラムが掲載されました(2007年3月7日付)。 米国の女性ジャズ歌手、ミリー・ヴァーノンのアルバム「イントロデューシング」が7日、脚本家の故・向田邦子さんの愛聴盤として、雑誌やテレビで紹介されてきたが、 […]

  • Toshiko Akiyoshi + Monday Michiru

    私はずっとこの母娘を見守ってきました。 母。 1956年、単身渡米。渡辺貞夫さん、日野皓正さんとともに日本のジャズ草生期から活躍する現役女性ジャズピアニスト。黄色人種としてアメリカのジャズ界を歩んでいくという自分自身の長 […]

  • Jean-Luc Godard

    ヌーヴェル・ヴァーグの旗手、ジャン・リュック・ゴダールさん(Jean-Luc Godard)の代表作『勝手にしやがれ(a boute de souffle)』のワンシーン。 「なぜ、ここへきたの、ミシェル?」 「君と寝た […]

  • Thomas Demenga

    NIPPONの住宅事情にはつらいチェロですが、その楽器がもつ音の深みというものに私は惹かれます。中でも、スイス生まれのチェロ奏者であり作曲家でもあるトーマス・デメンガさん(Thomas Demenga)は私のフェイバリッ […]

  • Ligia Piro

    「音響派」。洋楽ファンの方であれば一度は耳にしたことがあるはずのキーワード。私の場合は、Tortoise(トータス)からはじまって、Jim O’rourke(ジム・オルーク)、The Sea and Cake(ザ・シー・ […]

  • Wilderness

    最近読んだお気に入りの本から一冊ご紹介します。タイトル『あゝ、荒野』(寺山修司著、PARCO出版)。 『あゝ、荒野』の最終章は、こういうくだりで始まる。 「新次はリングに上るとガウンのままで観客に挨拶した。 白いガウンの […]