ドイツのシュトゥットガルトを拠点に活動している写真家、ピーター・グランサーさん(Peter Granser)の写真集、『CONEY ISLAND』。
かつては、ダイアン・アーバスさん(Diane Arbus)、ウィージーさん(Weegee)、ブルース・ギルデンさん(Bruce Gilden)らも題材としたコニー・アイランド。
コニー・アイランドといえば、戦前に遊園地の王国として栄えた、いわずとしれたニューヨーカーお抱えのビーチリゾート。
ベッヒャー派印象があまりに強いのか、ドイツの写真家といえば、アンダーで硬質な作品を想像しがちですが、ピーター・グランサーさんの写真は、むしろ、アメリカのニューカラーの影響を感じる、色彩豊かで、どこか郷愁感が漂う構成となっています。
夏はこれからですが、もう夏が終わったような、ちょっとメランコリックな気分の写真。
カラリとした作風に好感が持てます。
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