Starbucks

今はもうなくなってしまったスタバの絶品メニュー。

「アメリカントラディショナルドッグ」です。

香ばしいスモークの香りとパリッとした食感の中にジューシーな味わいが広がる、ボリュームたっぷりのあら挽きソーセージをはさんだホットドッグ。
ザワークラウトの柔らかな酸味とフライドオニオンのコクをアクセントに、粒マスタードソースのピリッとした風味をプラスしたホットドッグです。
(www.starbucks.co.jp)

広告に偽りなし。文字通り、ホンモノのホットドッグです(感動)。

20代の若かりし頃、MLB観戦によく行ったものです。当時は、野茂さんも日本球界で豪腕ぶりを発揮していた頃です。1シーズンで70本のホームランを放ったマーク・マグワイヤさんも本拠地アスレチックスでこれからを期待される線の細いスマートなメジャーリーガーでした(ステロイド疑惑にはあえて触れずにおきます)。

ボールパークには、ほぼ毎週通いました。キャンドルスティック・パークは地元、ときにはシャトルに乗り込んでドジャー・スタジアム、レンタカーでベイブリッジを渡ってオークランドへ、といった具合に。
ホットドッグとコーラが「定食」でした。旨いんですよ、これが。

カリフォルニアの空に、ホットドッグという組み合わせは、いかにも「日本から見たアメリカ」、ステレオタイプ的なイメージを連想させますが、ボールパークでその味を知った瞬間、「前言撤回」です。

そんなボールパークを想い起させるにはあまりあるほどのホットドッグを日本で食べることができる!
スターバックスさんの DEFENSIVE GEM(ファインプレーは和製英語、のようです)をスタンディング・オベーションで迎え入れたくなります。

野球狂としても知られる現代詩人、平出隆さんの名著『白球礼賛』。
帯に付されたコピー、「それは打撃音とともに旅をもたらす魔法の杖 平出隆が無限のフィールドに残す言葉のシュプール」を拝借すれば、ボールパークで食すホットドッグもまさに「魔法」です。

ホットドッグ礼賛。


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