Marisa Monte

ボサノバ以降のブラジル音楽。意外と耳にされていない方も多いのではないかと思います。かくいう私もそうでした。

MPB(Musica Popular Brasileiraの略、ブラジリアン・ポピュラー・ミュージックの意)の代表格、カエターノ・ヴェローゾさん(Caetano Veloso)やジルベルト・ジルさん(Gilberto Gil)といったところはおさえていたのですが、フィメール・ヴォーカルとなると何処から手をつけていいのやら、と考えあぐねていたところに、あらゆる方面に造詣の深い友人から救いの手が差し伸べられました。

半年ほど前に来日公演も果たしたマリーザ・モンチさん(Marisa Monte)がそのひと。件(くだん)の友人から、いくつかオススメのアルバムを紹介されたのですが、スイマセン、「ジャケ買い」してしまいました(笑)。

女性が手にしたらドン引きしてしまいそうなインパクトたっぷりのアートワーク。かなり私見がはいりますが、こういうテイスト大好きです!

肝心の中身。スタジオ・テイクが7曲、ライヴ・テイクが11曲、むちゃくちゃカッコいいです。中でも、M-11のジョージ・ハリスンさん(George Harrison)の極上カヴァー(Give Me Love)は必聴モノ。

中ジャケには収録曲のギターコード付き、そこにあいかわらずのドン引きモードのアートワークが加われば、もはや、天下とったり。

と、まぁ強力プッシュなノリで書いてきましたが、とても心地よい気分にさせてくれるアルバムです。アコースティックで、自由で、ちょっぴりスウィート・アンド・ビターなモンチさんの歌声は歓びに満ちあふれています。

ギターをボロンと弾きながら、あまくてやわらかいポルトガル語で、こっそり歌いたくなります。


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